地元にUターンしても、後で後悔しないか不安です。地元にUターンして、後悔していることを教えてください。
地元へのUターンは、人生を大きく左右する決断になりますから、悩みますよね。
私は都内の大学に進学した後、新卒で東京の会社に就職。
ですが、1回目の転職で東京から地元近くの地方都市に、2回目の転職で地元へUターンしました。
最終的に地元にUターンした決断には満足していますが、「後悔は全くない」と言えばウソになります。
そうですよね。地元へのUターンは魅力的なんですが、将来、後悔してしまうのではないかと不安で。
わかります。家族を連れてのUターンとなると、なおさら、慎重になってしまいますよね。
この記事では、
- 30代で子育てのために地元にUターン就職した私が後悔したことと事前にできる対策
をお伝えします。
この記事を読めば、「良くも悪くも、Uターンの現実」をわかってもらえると思います。
ぜひ、参考にしてみてください!
私がUターン就職して後悔したこと
全体でみればUターンをした決断には大満足をしていますが、率直に言えば、後悔している点もあります。
- 年収が下がった
- 都会の娯楽がなくなった
- 都会にしかない仕事があった
①年収が下がった
悲しいですが、私の場合、30代後半になった今の年収よりも、新卒で入った都内の大手企業で働いていた20代前半の頃の年収はほとんど変わりません。
10年以上働いていて、年収が上がっていないんですか。
そうです。地方と東京では生活コストは違うとはいえ、たまに会う都内の大企業に勤める友達の給料を聞いたりすると、愕然とします。
それだけ、
給与面は都内の企業の方が圧倒的に恵まれている
ということです。
「人生は年収で決まるものではない」とは思いつつも、どうしても比較してしまいますよね。
この点は、どうしても、後悔というか、「あのまま働いていたら…」という気持ちがぬぐい切れません。
②都会の娯楽がなくなった
地元にUターンして感じるのは、
「東京の生活は東京にしかない」
ということ。
特に娯楽の面。地方に住んでいる今でも、たまに東京に行くと、「やっぱり、東京は楽しい!」と思います。
- 日々アップデートされていく歓楽街
- 大規模商業ビル(イオンじゃない)
- おしゃれなカフェやレストラン
- 誰も自分を知らないという解放感
こういう要素は、地方都市ではほとんど味わうことはできません。
確かに、子育てはしづらいけど、東京って楽しんですよね。
地方には地方の良さがあるものの「東京の生活は東京にしかない」んです。
今は子育て中なので、東京の悪い部分にばかり目を向けがちかもしれませんが、「楽しむ」「刺激」という観点では、東京はやはり「唯一無二の街」。
地方には絶対にないものです。
③都会にしかない仕事があった
東京などの大都市と比べて、地方は仕事の数と種類は圧倒的に少ないです。
仕事の種類によっては、
東京には求人がたくさんあるのに、地方にはほとんどない仕事
があります。
私がやっていた「記者」という仕事が、まさにそれです。
記者を雇用するメディア(新聞・テレビ・雑誌)は地方の県庁所在地にもありますが、会社の数や雇用している記者の数で言えば、多くは東京に集中しています。
なので、記者という仕事したいのであれば、チャンスが多いのは、地方ではなく絶対に東京なんです。
確かに東京にしかない仕事ってありますよね。
日本の大企業や中堅企業は東京に集中しているので、そうなるのは仕方ないんですよね。
どうしても特定の仕事に就きたいと思いが強いのであれば、地元にUターンすると後悔してしまうかもしれません。
Uターン就職して後悔しないためにできること
ここまで、私がUターン就職して後悔したことを紹介しました。
- 年収が下がった
- 都会の娯楽がなくなった
- 都会にしかない仕事があった
でも、こうした後悔は、ある程度対策ができます。
私も対策をしたおかげで、そこまで大きな後悔には感じていません。
ポイントは次の通りです。
- 地方の大手子会社に就職する
- 東京に行きやすい地方都市に住む
- フルリモートで都内の企業に勤める
①地方の大手子会社に就職する
地元にUターンすることで「年収が下がった」と後悔しないためには、地方にある大手子会社への就職をおすすめします。
なぜなら、大手子会社は、親企業を基準にして年収が決まるので、地方の水準に比べて、年収が高くなるケースが多いからです。
それに、
大手子会社は年収に比べて、福利厚生も親企業並みに充実
しています。
だから、ホワイト企業が多いんですよね。
確かに魅力的ですが、地元に大手の子会社なんてないですよ。
本当にそうですか?地元で働いたことがないので、情報がないだけではないですか?
上場しているような大手企業は大都市に集中していますが、それらの子会社は地方に点在しています。
特にBtoBの大手子会社は、工場が必要になるため、都市部よりも、むしろ田舎に多くあったりします。
実際、私は地元から通える範囲にあった大手子会社にUターン転職しましたが、転職活動するまでは全く知らなかった企業でしたよ。
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②東京に行きやすい地方都市に住む
地方は地方でも、首都圏に近い『地方都市』に住めば、東京へのアクセスは比較的良いです。
そうすれば、土日を使って気軽に東京に遊びにいけますよ。
私も先日、子どもがパンダを見たいと言うので、急遽、1泊2日で上野動物園に出かけました。
他にも地方都市は、
- 子育てがしやすい
- 進学校が多い
- 地方でも求人数や求人の種類が多い
といったメリットがあります。
都会ではないけど、田舎過ぎない
という感じの街が地方都市です。
確かに、そういわれると地方都市って、いいですね。
本当におすすめします。都市と田舎のハイブリッド型って感じです。
③フルリモートで都内の企業に勤める
特定の職種にこだわりたかったり、年収を下げたくないなら、地元にUターンしつつも、リモートワークで都内の企業に勤めるという選択肢もあります。
私も地元にUターンするときは、地元の企業のほかにも、都内のフルリモート求人も探しました。
フルリモートで都内の企業に勤めると、
- 専門性の高い仕事を継続できる
- 年収は東京の水準になる
といったメリットがあります。
確かに、地方にいながら、都内の企業に勤められるのは魅力的ですね。
リモートワークの普及で生まれた新しいスタイルの働き方ですよね。
地方の企業で求められるのは、専門性よりも、何でもこなせる万能性だったりします。
だから、地元にUターンしても、専門性を高めていきたい人にはフルリモート求人の活用はおすすめです。
まとめ:地元へのUターンは後悔もあるけど対策できる
住むのに完璧な場所はないので、地元へUターンして後悔が全くないことはありえません。
でも、それは東京に住んでいても同じこと。
大切なのは、人生で何を優先するかだと思います。
仕事や娯楽という点では、東京に勝る都市はありませんが、地方には東京にはない暮らしやすさ・子育てのしやすさがあります。
それにUターンのデメリットは、ある程度、対策もできます。
地元へのUターンに迷っているなら、ぜひ、この点を考えてみてください。
以上、ご参考になれば幸いです!