子どもが生まれてから、仕事と子育てをなんとか両立させようと頑張っていますが、正直、キャパオーバーでしんどいです。どうすればいいのでしょうか。
本当にお疲れ様です。仕事と子育てを両立させようと思っても、実際はなかなか難しいですよね。
私は娘が2人いますが、長女が生まれてから、その問題に直面して、本当に苦労しました。
会社では上司からのプレッシャー、家庭では妻からのプレッシャー。
色々試行錯誤して、全力で仕事を終わらせて家に帰っても、休む時間もなく….。パンクしそうですよね。
そうなんです。一体これ以上、何を頑張ればいいのか。
本当にお疲れ様です。多分、もう頑張らなくていいのではないですか?
というのも、長時間労働が当たり前の日本の男性サラリーマンにとって、仕事と家庭(育児や家事)を両立させるのは「無理ゲー」なんです。両立できなくて当たり前なんです。
だから、両立できない自分を責めるのではなくて、両立させようとしている「仕事」と「家庭(子育て/家事)」の在り方をを疑いましょう。
この記事では、
- 私が仕事と家庭(子育て)でキャパオーバーになって実践した解決策
をお伝えします。
私も「仕事と子育てを両立させよう」とキャパオーバーになった時期がありましたが、今では心と体に余裕を持って、仕事も育児も、妻と同じように分担できています。
この記事を読めば、現状を変えるヒントをつかんでもらえると思います。
ぜひ、参考にしてみてください!
そもそも仕事と家庭の両立が『無理ゲー』な理由
重ねてお伝えしますが、男性サラリーマンが仕事と子育てを両立させるのは、本当に難しいです。『無理ゲー』と言っていいほどのレベルだと思います。
その理由は、男性サラリーマンは「パートナーが専業主婦で子育てに関わらなくてOK」という前提で滅私奉公の長時間労働を求められるからです。
▼仕事と子育てを両立させるのが難しい理由▼
ほんとうにそうなんですよね。奥さんが専業主婦の人の上司ばかりです。
ですよね。男女平等、男性の家庭進出、イクメン。色々なことが叫ばれていますが、まだまだ会社の実態は変わっていないところが多いです。
「子育てや家事など家庭のことは妻に任せる」という前提で、かろうじて成り立っているのが男性サラリーマンの働き方なんです。
だから、男性サラリーマンが仕事と子育てを両立させるのは、とても難しんです。
まず、この認識をしっかり持ちましょう。
仕事と家庭でキャパオーバーになって実践したこと
端的に言えば、仕事と子育てを両立させようとキャパオーバーになっていた私が実践したことは、「仕事も子育ても100%理想通りにやる」という発想を捨てることです。
100%理想通りの仕事と100%理想通りの子育てを両立させようと思うと、キャパオーバーになります。
でも「理想を追い求めない仕事」と「理想を追い求めない子育て」であれば、両立できそうですよね。
お伝えしたいのは、そういうことです。
①仕事100%の働き方をやめる
子どもが生まれたら「独身のときや夫婦だけのときにしていたような『仕事100%の働き方』はもうできない」と悟りました。
これが許されるのは、「パートナーが専業主婦として家事も子育てもする」という合意がとれている家庭だけです。
私は長女が生まれてから2年ほどは「仕事優先」の働き方を続けていましたが、色々な場面で後悔したので考えを改めました。
とは言うものの、
- 男性は会社一筋
- 会社や上司の期待に100%応える
- 残業や休日出勤は当たり前
社会人になってから、こうした働き方が当たり前だと思ってきたので、「仕事優先」をやめるまでには、大きな葛藤がありました。
でも、
- 子どもとの時間は取り返せない
- 出世や年収は後でも取り返せる
- 仕事は人生の一部でしかない
- 滅私奉公で報われる時代は終わった
- 幸せそうじゃない上司は家庭が整っていない
大げさですが、最終的には「死ぬときに後悔がないようにしよう」と思って、決断しました。
でも、そんなことをしたら会社からの評価が下がりませんか?
思いっ切り下がりました。特に男性上司が築いてきた価値観と真正面からぶつかることになり、大きなハレーションを生みました。
でも、本音ベースで会社と向き合ってみて、「結局、文句を言わずに制限なく長時間働く社員しか、この会社は評価しする気がない」という事実に気が付くことができました。
なので、旧態依然とした会社に見切りをつける決心ができ、最終的には多様な働き方が認められるホワイトな会社に転職できました。
▼家庭を優先する働き方を手に入れるためにやったこと▼
働く環境って、会社によってこんなにも違うんだと痛感しました。仕事を優先する働き方しか認められない会社からは、本当にすぐに脱出した方がいいです。
②理想の子育てをやめる
長女の時は、初めての子育てだったので、私も妻も肩に力が入りすぎていました。
子育て経験がないので、育児書や病院で言われたことを「やらなければいけないマニュアル」のようにとらえていたんです。
- 母乳で育てるべし
- 午前寝と午後寝は必ずするべし
- 離乳食は手作りするべし
- 夜は午後8時までに寝させるべし
などなど、育児書に書いてあることを100%こなそうとしていました。
確かに育児書には、色々なことが書いてありますよね。
そうなんです。でも、その中にも「マストでやるべきこと」と「余裕があればやったほうがいいこと」があるんですよね。
長女の最初の育児では、その線引きができていませんでした。
逆に次女のときは、「育児書は目安。この辺は適当でもいいな」という気持ちで子育てをしています。
育児書通りやるのは理想だとは思いますが、そうしなくても、子どもは元気に健康に育つことがわかったからです。
▼子育てをしんどくしない方法はこちら▼
まとめ:仕事も家庭(子育て)も理想は捨てよう!
「男性は長時間働くことが当たり前」という前提で動いている会社は、まだまだ多いと思います。
そんな状況で、ただでさえ疲れ果てているのに、さらに子育てもしっかりやろうとすると、本当に体調を崩すことになってしまいます。
だから、「ほどほどに働きながら、愛情を持ってほどほどに子育てをする」くらいでいいのではないですか。
国民的ブラック気質の日本で、仕事に加えて、子育てもするというのは、それだけで十分すごいことなんですよ。
自画自賛しましょう。
以上、「【男性もツラい】仕事と家庭の両立は無理?キャパオーバーになって実践したこと」という記事でした。