子どもが生まれたのに仕事が忙しくて、なかなか子育てに関われていません。これでいいのでしょうか。
お疲れ様です。子どもが生まれてからといっても、男性サラリーマンが仕事よりも育児を優先させることは、なかなかできないですよね。
いくら「男性の家庭進出を!」と政府が号令をかけても、まだまだ企業の経営幹部や上司の世代は、「男は一家の大黒柱」「子育ては女性の仕事」と考えている人が多いですよね。
そうなんです。だから、残業も減らせないし、仕事も休みづらくて。
わかります。でも、あなたがどこかで働き方を変えないと、奥さんと子どもが不幸になるかもしれませんよ。
この記事では、
- 私が子育てより「仕事優先」を続けて後悔したこと3選
を解説します。
私は長時間労働と子育ての両立に限界を感じて、34歳で地元にUターンしました。
この記事を読めば、「今の働き方をしていたら、ヤバいかも」と思ってもらえると思います。
ぜひ、参考にしてみてください。
▼働きすぎの人生を変える方法も解説しています▼
子育てより「仕事優先」を続けて後悔したこと3選
長女が生まれたときの私は、テレビ局のニュース制作を行う部署で、取材を取り仕切る「デスク」という仕事をしていました。
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当時の私の働き方
- 朝早く、夜も遅い長時間労働
- 昼飯もまともに食べられない
- 深夜でも会社から頻繁に電話
- 休日出勤も当たり前
この働き方は私だけが特別なのではなく、テレビ局でも新聞社でも、報道でニュース制作に携わっている記者なら、だいたいこんなものだと思います。
今振り返れば、ちょっと異常だったと思うのですが、当時の私はこんな働き方を「当たり前」だと思っていました。
なので、子どもが生まれても、この「当たり前」の働き方を続けたのですが、これが後に、大きな後悔を生むことになってしまいました。
私が後悔したのは次の3つです。
- 妻を育児ノイローゼにしてしまった
- 家族の楽しみを犠牲にしてしまった
- 自分がしんどくなった
①妻を育児ノイローゼにしてしまった
私は長女が生まれても、「仕事優先」の働き方を続けたので、多くの育児負担を妻に押し付ける形になってしまいました。
妻の育児負担
- 授乳(1人目は完母)
- 夜泣き対応
- 離乳食作り
- 保育園の送迎
- 保育園からの呼び出し対応
- 入浴
- 寝かしつけ
妻は妊娠をきっかけに一旦退職していたものの、別の仕事を目指していたので、早く復職したがっていました。
しかし、こんな状況では、就職活動もまともにできず、「育児ストレス」と「キャリアへの焦りや不安」ばかりが溜まってしまったようです。
長女が1歳半くらいになる頃に、些細なことで急に怒鳴ったり、突然泣き出したりするようになりました。
いわゆる「育児ノイローゼ」だったんだと思います。
育児を一人でやるのは、大変ですよね。
妻は「やりたいように働いていいよ」と言ってくれていましたが、それに甘えすぎました。
あんなに長女の誕生を喜んでいたのに「人が変わってしまった」ような感じになり、本当に申し訳なく思いました。
②家族の楽しみを犠牲にしてしまった
今でも忘れられない出来事があります。
長女が2歳のころ、私の兄弟とスケジュールを合わせて、それぞれの家族が久しぶりに実家に集まりました。
長女も、年の近い従妹たちと遊ぶことができて、大はしゃぎ。
待ちに待ったBBQを始めようとした矢先、会社の携帯が鳴りました。
緊急の呼び出しの連絡でした。
え、そこから出社ですか?かわいそう。
会社からの電話一本で、私はすぐに仕事モードになり、そそくさと荷物をまとめて、長女と妻と一緒に実家を後に。
車の運転中も、これからの仕事のことで頭が一杯でしたが、ふとバックミラーで長女の寝顔をみたときに、ものすごい罪悪感に襲われました。
「もっと遊びたかっただろうな」と本当に申し訳なくなったんです。
私の「仕事優先の働き方」は、私だけの問題じゃなくて、家族を犠牲にしてしまうこと改めて痛感しました。
③自分がしんどくなった
長女のときは、育児負担の多くを妻に押し付ける形になっていましたが、それでも多少のことはしていました。
私の育児負担(長女のとき)
- 長女が朝早く(4時/5時台)起きてからの対応
- 休みの日は私がメインで育児担当
「お前が言うな!」と妻に言われてしまいそうですが、これでも結構、しんどかったんです。
「仕事優先」で長時間働いて家に帰っても、また次の仕事が待っている感覚でした。
「平日は育児を妻に押し付けている罪悪感」もあったので、いいところをみせようと、休日は特に育児を頑張ったので、体が休まる日がありませんでした。
激務に激務を重ねたような生活で、あの頃は本当にしんどかったです。会社と妻のプレッシャーで心身をすり減らしていました。妻もしんどかったと思いますが…。
現代のパパは大変ですよね。
時間には限りがあるし、自分のキャパにも限界があるということを身に染みて理解しました。
「仕事優先」をやめるためにしたこと
子育てよりも仕事を優先させることに、後悔と罪悪感、絶望感を感じた私は、こんな働き方は変えなければいけないと強く思いました。
そのためにやったのが、大きく2つ。
- 会社の期待に応えるのをやめる
- 転職活動をする
①会社の期待に応えるのをやめる
社会人として働き始めて以来、常に会社の期待に100%応えることを当然としてきましたが、やめました。
会社の期待に100%応えつつ、子育てをするのは無理だと悟ったからです。
- 「できません」
- 「忙しいです」
- 「今からですか?」
- 「帰ります」
これまで会社では怖くて使おうとすら思わなかったセリフを思い切って、口に出すようにしました。
上司も「は?」という感じでしたが、自分を奮い立たせました。
サラリーマンなら、そんな言葉は禁句ですよね。
禁句ですね。実際、そうやって言葉にしていくと、会社や上司からは呆れられます。でも、次第に「それでいいや」と思うようになったんです。
「誰かを大切にするということは、誰かを大切にしないことなんだ」ということを学びました。
②転職活動をする
「この会社にいても、自分や家族が不幸になるだけ」と、つくづく痛感したので、転職をすることにしました。
もう会社に尽くしまくる働き方には、ウンザリしていたので、ホワイトな働き方ができる企業に狙いを絞りました。
- 定時帰り
- リモートワーク
- 有給完全消化
今まで考えたこともなかったですが、こういう働き方を目指しました。
さらに、この機会に地元にUターンすることにしたんです。
子育てに関して、親の助けが借りられると考えたからです。
地元に親がいるっというのは、ありがたいですことですよね。
本当にそうです。Uターンして、しみじみ、親のありがたさを感じています。子育てにゆとりが生まれました。
バリバリ働いて出世する生き方を捨てたら、いま働いている会社にも、いま住んでいる街にも、こだわる必要はないとわかったんです。
まとめ:「仕事優先」は後悔しか生まない
子どもが生まれたのに「仕事優先の働き方」を続けて後悔したこと
- 妻を育児ノイローゼにしてしまった
- 子どもの楽しみを奪ってしまった
- 自分がしんどくなった
こうした私の失敗の根本的な原因は、「独身時代の働き方を変えなくても、育児はできる」と考えてしまったことです。
「1人目だったので仕方なかった」と思いつつも、育児を甘く見ていた自分に喝を入れてやりたいです。
ですから、あなたのような人には、是非、私のように色々な事が臨界点を迎える前に、自分の働き方を改善することをおすすめします!
以上、「【やってはいけない】子育てより「仕事優先」を続けて後悔したこと3選」という記事でした!
参考になれば、嬉しいです。